副業サラリーマンとして確定申告をe-Taxにて行いましたので、その記録用にまとめました。
ありがたいことに今年度はサラリーマンの本業以外にそれなりの副業収入があり、
確定申告する必要があったのですが、
自分で行うのは初めてで調べながら行い手順をまとめましたので、これから申告する人の参考となれば幸いです。
確定申告の条件
まず、私の状況を以下にまとめます。
- 本業としてサラリーマンの給与所得あり
- 上場株式の売却益(譲渡益)あり(特定口座、NISA口座)
- 配当所得あり(特定口座、NISA口座)
- 貸株あり(特定口座)
- 雑所得20万円以上(FX、ブログ収入)
- ふるさと納税あり
- 医療費控除あり
例年はふるさと納税と特定口座での株式取引のみなため確定申告は不要だったのですが、
今年度は雑所得20万以上があったために確定申告を行いました。
確定申告一般情報
申告期間
確定申告期間:例年2月中旬~3月中旬まで
申告方法
申告の方法を比較しました。
項目 | e-Tax | 印刷して税務署に持参 | |
---|---|---|---|
方法 | 国税庁のHPから確定申告書を作成し、電子で提出する。提出方法は、2通り。
|
①ICカードリーダーを使用する
②IDとパスワードを用いる |
国税庁のHPから確定申告書を作成・印刷し、税務署に持参する |
メリット | 混んでいる税務署に行って並ぶ必要がない点 |
e-Taxを使用できない場合に印刷すればよい点 | |
デメリット | ①の場合、マイナンバーカードとICカードリーダーが必要
|
②の場合ICカードリーダーは不要だが、IDとパスワードを税務署で発行する必要がある | わざわざ税務署まで行く必要がある点 |
私は去年にIDとパスワードを税務署で発行済だったため、今回はe-Taxとしました。
税務署にわざわざ行って、並ぶ時間と労力を削減できたのは本当にありがたかったです。
※ちなみにICカードリーダーはECサイトで数千円で購入できます。
申告種類
白色申告と青色申告のうち、白色を選択。
青色には控除があることが白色と異なりますが、その分、帳簿等が複雑になります。
また、税務署から青色申告してよい通知を受ける必要があるそうです。
確定申告前準備
申告前に準備したものは以下です。
項目 | 準備したもの |
給与所得 | ①源泉徴収票 |
配当、株式譲渡所得 | ①特定口座年間取引報告書 |
雑所得(ブログ) | ①ASPの成果確定レポート ②経費の帳簿 |
雑所得(FX) | ①期間損益報告書 ②経費の帳簿 |
※1 計上するブログ収入等の売上は1月から12月における確定タイミングが重要であり、入金のタイミングではないことに注意(発生主義)。
よって、Google adsense収入も8,000円の支払い金額に達成する前に売上として計上する必要生じる。
※2 ネットオークション等の収入
生活用品で不要になったもの(例えば引き出物のお皿等の売却益)は非課税なため確定申告は不要。
確定申告をしてみたら困って調べたこと
そもそもどうやって記述する?
本やソフトなど買わない場合も、国税庁HPにかなりわかりやすくまとまっています。
HPから案内に従って入力していくと最終的に確定申告書の出来上がりです!
ただし、一度やると簡単なのですが、わかりにくい言葉等があり、合っているか不安になります。。
経費として計上可能な項目と範囲、フォーマット
フォーマット
経費として帳簿が必要とのことでどんなフォーマットが良いのかと探しました。
帳簿の要件としては、収入金額がわかる簡易帳簿でよく、日付、金額、内容ぐらいでもよいらしいです。
Microsoft Officeにテンプレートがありましたので、そちらを使用しました。
※後でわかったことですが、帳簿は提出する必要はなく、税務署の方に見せろと言われた時に見せられればよいそうです。
雑所得(ブログ)の経費
ブログの経費としては一例として以下が計上できるそうです。
(※ただし、全額が認められるわけではなく、ケースバイケースな点に注意。
料金の何割が経費として認められるかはリーズナブルに説明できるかが重要とのこと)
- ドメイン
- レンタルサーバー
- 教材費(書籍など)
- インターネット接続費
- セミナー費
- レビューした商品費用
雑所得(FX)の経費
FXの経費としては一例として以下が計上できるそうです。
- 書籍
- 日経新聞や経済誌
ちなみに私はDMM FXを使用して利益を上げることができています。
使いやすく、初心者にもおすすめです。
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総合課税と申告分離課税の違いと選択
最も時間を使ってしまったのはこの項目でした。
総合課税にするか申告分離課税にするかが非常にややこしい。
最終的に以下としました。(間違っていましたら申し訳ありません。。)
項目 | 配当所得 | 株式譲渡所得 | 雑所得(FX) | ||
---|---|---|---|---|---|
課税方式 | 申告しない or 総合課税 or 申告分離課税 ⇒総合課税を選択 |
申告分離課税 | 申告分離課税 | ||
理由 | ①課税所得が900万円以下の人は総合課税にしたほうが節税効果があるため。
|
②譲渡所得との損益通算の必要がなかったため。 | 選択不可 | 選択不可
|
※他のサイトで総合課税という記載を見つけましたが、申告分離課税だそうです。
ソース:DMM証券HP |
その他の抑えておきたい項目(※副業バレ対策等)
データ入力の中断は可能
国税庁のHPのフォームを使うと、datファイルとして途中まで入力したものを保存できます。
また、前年度のデータ等を再利用して素早く作成することもできます。
住民税は別途納税
申告書を作成し終わりいざ納めるべき税金の額を見ると少し少ないかなと思いました。
確定申告はあくまで所得税の計算であり住民税は別の点に留意ください。
副業バレ対策
副業を会社にバレたくない場合は、住民税を自分で納付にする必要があります。
(会社が納めるとした場合、給与所得から計算される額より納税額が大きいため、あれ?となるわけです。自分で納めればバレません。)
5月などに申請書が送付され、納付します。
特定管理株式
特定管理株式とは、上場廃止銘柄等のことだそうです。
まとめ
記事を書きながら、また、調べながら確定申告書を作成したため、非常に時間がかかりました。。。
が、一度やると次からはすぐできると思います!
ただし、忙しい方や締切間際でどうしても時間がない!という人は弥生さんやfreeeさん等の会計ソフトを使うのが早くて簡単かと思います。