NISAは使用していても、ジュニアNISAは使用していなかったという方も多いのではないでしょうか?
元々の制度設計として、18歳までの払出し制限というものがあったため、
それほど普及しなかったと思います。
ジュニアNISAは令和2年度の税制改正で、2024年からルール変更されることになりました。
実質制度の廃止なのですが、廃止にともない、払出し制限のルールが変更になってお得な制度になりました。
本記事は2021年時点で作成しています。
現在は新NISAとなっている点にご留意ください。
ジュニアNISAの変更点(2024年~)
2024年1月1日以降はジュニアNISA口座を廃止すれば、過去の利益に対して課税されることはなくなりました。
払出制限は2024年以降も適用されるため、ジュニアNISA口座を開設している状態で資金の一部だけの引出しは不可。
今までは18歳までの引き出し制限のおかげで、小さいお子さんを持つ世帯では使いづらかった制度でしたが、
非課税のメリットを享受しやすい制度になりました。
ジュニアNISAは非課税投資枠が年間80万円あり、2023年12月31日までであるため、
2021年内に開設すると2021年、2022年、2023年で合計240万円の非課税枠が使用できます。
2024年までは原則引出しはできませんが、2年ちょっとであれば実施する価値はあるのではないでしょうか。
ジュニアNISA口座では上場株式や投資信託等の金融商品を運用することができます。
お子さんのマネーリテラシリーを高めるためにも、
ジュニアNISAで非課税運用したお金をどや顔で将来渡したいですね。
税法改正でNISAが制度変更され、ジュニアNISAのお得さについて解説しました。
皆様のご参考になれば幸いです。