トルコリラのスワップ運用に最適なFX会社を調査しまとめました。
スワップ投資では長期運用が前提となりますので、スワップポイントの少しの差が損益に大きく影響してきます。
実績狙いの1日だけの大きな数値ではなく、長期間の数値の平均値で確認することをおすすめします。
本記事では、月単位、年単位で調べた結果を示しています。
自分に合うFX会社を選ぶ参考となりましたら幸いです。
こんな人におすすめ
- トルコリラのスワップ投資の最適なFX会社を知りたい
- 各社のスワップの実績を比較したい
- スワップ投資のFX会社の選び方を知りたい
トルコリラスワップ運用に最適なFX会社
最初に当サイトのおすすめを記載しておきます。
当サイトのおすすめ
- スワップポイントの多さを第一優先として、上位2~3社を併用する
- 過去実績から、サクソバンク証券とIG証券の併用がおすすめ
次以降で、上記の理由を説明させていただきます。
トルコリラスワップ運用に最適なFX会社を選ぶポイント
トルコリラでのスワップ運用をする際、FX会社を選ぶ上で考慮したいポイントを記載しておきます。
考慮したいポイント
- スワップポイント
- スワップポイント受け取り方法
- 通貨ペア種類
- スプレッド
- 最小Lot
- 税金
- 口座手数料
これらのうち、トルコリラのスワップ運用においては長期投資が前提となるため1~3が最も重要と考えます。
1.スワップポイント
長期運用が前提となりますので、スワップポイントの少しの差が損益に大きく影響してきます。
会社によっては、実績狙いで短期間だけ大きなスワップポイントを設定する場合もあります。
長期間の数値の平均値で確認したほうがよい
2.スワップポイント受け取り方法
スワップポイントを口座に受け取るタイミングを選べたほうが便利です。
タイミングが選べると、年末に損益を調整することができます。
IG証券は即時に口座資金に反映されてしまうため、タイミングは選べません。
例:確定申告不要な20万円以下に調整することなど
3.通貨ペア種類
トルコリラ(TRY)が取引できるFX会社は少し限られます。
例えば、DMM FXはTRYを取り扱っていません。
また、トルコリラ円(TRY/JPY)を扱っているが、ドルトルコリラ(USD/TRY)は扱っていないという会社もあります。
ドルトルコリラも売買したい人は注意が必要です。
LIGHT FXもドルトルコリラは扱っていません。
IG証券やサクソバンク証券が選択肢になります。
ドルトルコリラ(USD/TRY)を取引したい場合は、IG証券やサクソバンク証券を選ぶ
4.スプレッド
スプレッドは取引コストのため狭いに越したことはありません。
ただし、スワップメインの長期投資であれば取引回数が非常に少ないため、
スプレッドを気にしてFX会社を選ぶ必要はないと思います。
(それよりもスプレッドが開く時間を外して売買することのほうが重要)
5.最小Lot
資金や投資方法によりますが、細かく調整できたほうがよい場面もあると思います。
特に口座資金が少ない方は、LIGHT FXのように最小Lotが小さいと取引のハードルが下がります。
項目 | LIGHT FX | サクソバンク証券 | IG証券 |
最小Lot | 1,000通貨 | 5,000通貨 | 10,000通貨 |
ただし、個人的には資金が少ない人はまずは資金を作るところを優先したほうが良いと考えます。
6.税金
国内FXと海外FXを比較した場合、税金の取り扱いが異なるため注意が必要です。
項目 | 国内FX | 海外FX |
課税区分 | 申告分離課税 | 総合課税 |
税率 | 20.315% | 15~55% |
※住民税、復興特別所得税含む
海外FXは総合課税となり、サラリーマンであれば給与所得と合算になります。
また、大きく利益が出た場合も累進課税で税率が大きくなります。(最大で55%)
一方、国内FXは利益の額によらず20.315%のため、税金の観点からは国内FX会社を選ぶのが有利です。
ただし、すでに海外FX会社で他の取引をしている場合は、国内FXと損益通算ができないため、
海外FX会社も選択肢に上がると思います。
個人的には、安全性の観点および税金の観点からも国内FX会社で十分と思っています。
(不動産投資や事業などで算入できる経費が多い場合を除く)
7.口座手数料
基本は無料の会社が多いと思います。
IG証券も以前はポジションなしで6か月取引がない場合に月額550円の口座管理手数料が発生するため注意が必要でしたが、改善され無料となっています。
よってあまり気にする必要はなくなりました。
トルコリラスワップ運用におすすめなFX会社
最初に最も重要なスワップポイントについて表にまとめます。
スワップポイントの比較
トルコリラ/円 スワップ比較(10,000通貨あたりで比較)
会社 | 4週間の平均[円/日] (2024/7/8~8/4) |
1年間の平均[円/日] (2023/8/3~2024/8/4) |
サクソバンク証券 | 51.5 | 45.5 |
IG証券 | 45.9 | 44.1 |
FXネオ (GMOクリック証券) |
43.0 | 36.0 |
松井証券 | 42.8 | |
クリック365 (GMOクリック証券) |
42.7 | |
LIGHT FXのLIGHTペア ※1 (トレイダーズ証券) |
41.3 | |
みんなのFX (トレイダーズ証券) |
38.1 | |
LIGHT FXの通常ペア (トレイダーズ証券) |
38.1 |
※1 LIGHTペアは500Lot(500万通貨)が上限
直近4週間では1位のサクソバンク証券と2位のIG証券で差があるように感じますが、1年間でみると僅差でIG証券が2位となっています。
逆に、直近4週間では2位と3位のFXネオで差があまりないですが、
100Lotを保有していた場合、約35万円も差が生じます。
(サクソバンク証券だと166万円に対して、FXネオは131万円)
また、常にサクソバンク証券が有利かというとそうでもありませんでした。
2023年の1年間の平均を計算すると、
サクソバンク証券:33.8円
IG証券:46.0円
IG証券が安定的に高いスワップポイントであることがわかります。
ポイント
- 直近4週間の平均:サクソバンク証券が最もスワップポイントが多い
- 直近1年間の平均:サクソバンク証券が最もスワップポイントが多い
- 安定的に高いスワップポイントはIG証券
上記より、スワップポイントの観点では、サクソバンク証券とIG証券の併用がおすすめという結論となりました。
その他の項目の比較
その他の項目について表にまとめます。
項目 | LIGHT FX | サクソバンク証券 | IG証券 |
2. スワップポイント受取方法 | タイミング指定可 | 即時反映 | 即時反映 |
3. 通貨ペア種類 | TRY/JPYのみ | TRY/JPY, USD/TRYなど | TRY/JPY, USD/TRYなど |
4. スプレッド | 1.6 | 1.3 | 1.5 |
5. 最小Lot | 1,000通貨 | 5,000通貨 | 10,000通貨 |
6. 税金 | 国内FX | 国内FX | 国内FX |
7. 口座手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
まとめ
トルコリラスワップ運用に最適なFX会社を調査してまとめました。
ご参考になれば幸いです。